今回、藤岡市のまち映画「コウとチョウゴロウの夏~高山社 小さな記憶の物語~」で、オーディションを勝ち抜き、タイトルにもあるチョウゴロウ役を演じました。
学生時代は都内で俳優を目指し、地元に戻り家業を継ぎ地域を盛り上げようと奮闘するLiFEをインタビュー。
藤岡で家業を継承する
ライター柿沼
「本日は貴重なお時間ありがとうございます。藤岡市のまち映画『コウとチョウゴロウの夏~高山社 小さな記憶の物語~』でチョウゴロウ役で演技をされているのを拝見して、お声がけさせていただいたのですが、黒澤さんはずっと藤岡にいらっしゃるのですか?」
黒澤さん
「大学生の頃は地元を離れていて、東京と埼玉にキャンパスのある大学に通っていて、映画研究会に所属しながら俳優を目指していました。」
ライター柿沼
「俳優、いいですね!」
黒澤さん
「通常でしたら、3年生の時に就活の準備が始まると思うんですが、就活はせずに所属事務所を探して、3年生の2~3月頃には事務所も無事決まりました。」
ライター柿沼
「いいですね、その後は芸能活動をしていたのですか?」
黒澤さん
「色々なオーディションを受けたり、エキストラに近いような映画やドラマの仕事しかやっていない状態でしたが、実質1年ちょと活動していました。大学4年の夏休みに実家に帰った時に、父が経営する保険代理店の仕事や会社の現状、僕が引き継がなかった場合にどうなるのかという話を聞き、そこから少しづつですがこの仕事に関心を持ちはじめました。そこで、アルバイトをしながら1年間だけという約束で俳優活動をし、オーディションなどを受けていたのですが良い結果はでず、会社に入ることになりました。」
ライター柿沼
「実際に、働かれてみていかがですか?」
黒澤さん
「覚えることが沢山あったので、とにかく取り扱っている保険商品の知識や周辺知識、ファイナンシャルプランナーの資格を取るための勉強など大変でした。同じ時期に、青年会議所にもお誘いいただき入会し、藤岡市の町づくりにプラスになるようなJCの活動を並行して行っていきました。」
ライター柿沼
「会社に入られてどれぐらいですか?」
黒澤さん
「今年で9年目ですね。」
ライター柿沼
「9年!もうベテランの領域ですね。保険のお仕事は紹介などが多いのでしょうか?」
黒澤さん
「そうですね、一番は既存のお客様からの紹介が多いですかね。法人様への営業も行ったりしています。」
藤岡を盛り上げる映画づくり
ライター柿沼
「今回はオーディションを行いキャストを決めたとの事ですが、黒澤さんもオーディションを受けられたんですか?」
黒澤さん
「そうですね、ただ最初は、オーディションを受ける気はなかったんですよね(笑)自分自身が青年会議所のメンバーだし、青年会議所のメンバーは過去に僕が俳優活動していたのを知っていたので、こんなもんかって思われたくもなかったし(笑)」
ライター柿沼
「なるほど!」
黒澤さん
「それに青年会議所のメンバーだから選ばれたという忖度があっても嫌だなと思っていました。」
ライター柿沼
「その気持ちはわかります。」
黒澤さん
「いよいよ、オーディションの締め切りが迫っていた時に、ラインプロデューサーがどうしてもということだったので受けてみることにしました。一次審査の後に連絡があり「審査通過しました。」と言われ…いやいやこれ絶対に忖度でしょと(笑)」
ライター柿沼
「忖度…(笑)」
黒澤さん
「まーいいや、どうせ最終審査で落ちるだろうと思っていたのですが、最終も受かりましたと(笑)これ絶対に青年会議所のメンバーだからだよと思って、最初は卑屈な思いを抱えながら練習をやってたのですが。練習の中で、こども達がすごく純粋で、純粋に演技を楽しもうとしているのを見たときに、何で小さいことを気にしているんだろうなと思って、とにかくやろうと!一番やってやろうと!」
ライター柿沼
「いいですね!」
黒澤さん
「実際に、本番が始まったら、こども達も緊張するかと思ったら全然緊張する様子もなく「楽しい」と演技していたので、僕もどんどんと楽しくなっていきました。」
藤岡の展望
ライター柿沼
「今後は、どういった活動をして藤岡を盛り上げていこうと思っていますか?」
黒澤さん
「JCとしても、個人としても、藤岡市が抱えている問題を少しでも解決していかないとなと思っていて。若い人がこの町からでていく割合が多く、全体的な転入転出の割合でも転出が多いので、この町自身に何らかしらの魅力が足りないのかなと。」
ライター柿沼
「うーん、難しい問題ですね。」
黒澤さん
「今回の取り組みもそうですが、若者たちがここに残ってくれるような、また外からこの藤岡市に移り住みたいと思ってくれるような、面白い仕掛けをしていければと思います。」
ライター柿沼
「いいですね!さっそく今回の映画の予告編を観ましたが、こども達の一生懸命さが伝わってきますね。」
Introduction-作品紹介-
脚本/監督/撮影/編集:藤橋誠
音楽:本多徹
製作:藤岡まち映画製作委員会
出演:高岩七菜/津久井黎多/高橋里帆/黒澤亮/高見海吏/伊藤綾香/阿久澤藍/坂井仁衣那 ほか
黒澤さん
「もう観ていただいたんですね、ありがとうございます。自分の演技を見るのは恥ずかしいですが、藤橋監督がカッコよく編集してくれたので、ぜひ本編を見に来てください!」
ライター柿沼
「はい、ぜひ観に行きます!23日行けるようにスケジュール調整してみます。」
上映スケジュール
- 11月23日(土)13:00~
- みかぼみらい館大ホール
- 11月29日(金)・30日(土)19:00~
- ユナイテッドシネマウニクス上里
https://www.unitedcinemas.jp/kamisato/
- 12月5日(木)19:00~
- ユナイテッドシネマけやきウォーク前橋
黒澤さん
「11月28日(金)、29日(土)上映のユナイテッドシネマウニクス上里と、12月5日(木)上映のユナイテッドシネマけやきウォーク前橋は、夜19時~上映開始なので、お仕事終わりにでもぜひ!」
ライター柿沼
「がっ、がんばります。実は、僕も学生時代に動画の撮影や編集をしたことがあるので、今回映画の撮影などを取材させていただけて、とっても元気をもらいました。これから藤岡市がもっと元気になるように願っています。本日は貴重なお時間ありがとうございました。」
撮影/柿沼博基