2001年に、若干19歳で東芝EMI(Virgin Music)よりメジャーデビュー、「一人前になりたくて」「セカンド・ステージ」などアルバムをリリースし、若者から多くの支持を得るも、自らメジャーシーンを離れることに。
現在は、地元の北九州を拠点にしながら、ギター片手に全国を巡り、奥様やお子様と一緒にキャンピングカーでファミリーツアーを行うなど、素敵な家族の形で人生を楽しんでいらっしゃいます。
そんな、とっても楽しそうな「LiFE」について、お話しを伺いしました。
chusでのライブについて
ライター柿沼
「KUMAGAYALiFEのライター柿沼です、至らぬ点は多々あると思いますが、本日は宜しくお願い致します!」
小久保淳平さん
「よろしくお願いします、緊張しないでください、気軽にいきましょう!」
ライター柿沼
「ありがとうございます!昨日のライブ、とっても盛り上がっていましたね、chusのライブに参加するのは2度目ですが、何度聞いても感動します!」
小久保淳平さん
「ありがとうございます、そう言ってくれるとうれしいです。」
ライター柿沼
「ちなみに、毎年こちらのchusで演奏されているのですか?」
小久保淳平さん
「今年で3年目になりますね。このchusを運営しているオーナー夫婦と古くからの友人で、昔の縁が色々とつながって歌わせてもらっています。」
ライター柿沼
「お客の一人としては、chusというとっても素敵な空間で、おいしい食べ物とビールを飲みながら素敵な歌を聴いて、車の事を気にせず、そのまま泊まれるという、最高のイベントだと思います!」
小久保淳平さん
「この場所とっても気に入っていて、仲間にも会えるし、毎年楽しみにしています。」
ライター柿沼
「来年のライブに来るのを楽しみに、1年頑張ります!」
FUJI ROCK FESTIVAL’18、ファミリーツアーについて
ライター柿沼
「ちなみに、先週ご出演されたフジロックはいかがでしたか?」
小久保淳平さん
「そうですね、FUJIROCKは2度目の出演で6年ぶりに参加しましたね。今回はCandle JUNE君が「LOVE FOR NIPPON」という、3.11東日本大震災で被災された方を応援する活動をしていて、東京にいたころから活動に参加していて、その流れで今回声かけてもらって参加する事になりました。PYRAMID GARDENというキャンプエリアに近い、ゆったりとする時が流れていて、和やかな雰囲気のステージだったのですが、とても楽しかったですよ。それと、ボブディランが聴けてよかったですね。」
ライター柿沼
「ボブディランうらやましいです!2011年以降、3.11の活動には積極的に参加されているのですか?」
小久保淳平さん
「そうですね、3.11だけというだけ訳ではなく、最近の広島の災害の際も歌いに行ったりしてます。東日本大震災当時は東京にいて、当初はライブなんてやってる場合じゃないみたいな雰囲気があり、変に意識してみんなやらなくなっていたのですが、でもやっぱり音の力とか言葉の力が必要なタイミングがあって、少しでも力になれると信じてますね。」
ライター柿沼
「震災などそういった大きな出来事が、2016年にリリースされたアルバム「あかるいみらい」などの曲作りにも影響していますか?」
小久保淳平さん
「そうですね、それはあると思います。」
ライター柿沼
「ご家族で全国を周るファミリーツアーも、その影響だったりもしますか?」
小久保淳平さん
「いや、なんだろうねぇ、ファミリーツアーは自然の流れでそうなっちゃった感じの方が強いかなぁ・・・。元々、各地のフェスに家族で参加していて、妻のかなたが料理などで出店して、俺がライブやったりとかが当たり前で
そういう習慣から、自然とこのスタイルになっていきましたね。」
ライター柿沼
「そのスタイルで大変な事ってあったりするんですか?」
小久保淳平さん
「やっぱり大変な事はありますよ。ずーっと一緒だからね。喧嘩することもあるし、子育てをしながらライブやってだから・・・、だけどまぁ、経験としては皆いい経験になってると思う。」
ライター柿沼
「子どもにそういった経験させたくても、なかなかできないですよね。やはり、大変より楽しいの方が大きいですか?」
小久保淳平さん
「そうだね、やっぱり楽しいよね。結構「期間」が重要で、長くなると皆疲れてくるから、2~3週間ぐらいがいいかな。運転できるのが俺だけだから、移動中は妻のかなたがずっと子ども達をみてないといけないから、家じゃないと絵が描けないしね、そのぐらいの期間が丁度いいかな。」
ライター柿沼
「何事もバランスが大事ですね。」
小久保淳平さん
「ずっと、歌が好きで歌い続けてきたけど、今が一番ライブやってて、好きな歌を歌って生活が成り立ってるし、家族とも一緒に入れて、音楽人生の中でも一番楽しいかな。」
東京、そして九州の暮らしについて
ライター柿沼
「今は、地元の九州を中心に活動されていらっしゃいますが、生活のリズム等まったく違いますか?」
小久保淳平さん
「九州に戻ってからの方が、音楽中心の生活になりましたね。東京にいた頃は、今とまったく生活が違って、都会だと何でも手にはいるし、あたり前のように消費していく生活をしていたけど。九州に戻ってきてからは、畑を耕して野菜作ったり、スマホからガラケーにしたり、自分に必要なものだけを選択していき、都会にいた頃とは大きく変化しました。」
ライター柿沼
「なるほど、確かに都心だと物価や家賃など高くて生活レベルをキープするのも大変ですし、畑をやろうと思っても、ベランダで家庭菜園か、畑を借りるにしても3㎡5,000円以上するなど、なかなかできないですよね。違う仕事をしてしまったら、一番貴重な「時間」も奪われてしまいますし。」
小久保淳平さん
「自分で野菜を作って自分で消費するって理にかなってると思うんですよね。」
ライター柿沼
「たしかに、分かります、僕もいまスイカ作ってます。(笑)野菜作りもそうですが、音楽を作る際に、大事にしていることって何かありますか?」
小久保淳平さん
「やっぱり、メッセージですかね。」
ライター柿沼
「詞の部分は結構考えますか?」
小久保淳平さん
「うん、やっぱりそれが一番大変でもあり、楽しい事でもあり。」
ライター柿沼
「素人なので分からない部分が多いのですが、ご自身が体験されて感じたことを書いていく感じなのですか?「あかるいみらい」のアルバムに、ご家族の歌などいくつかございますよね?」
小久保淳平さん
「そうだね、逆にそうじゃなきゃ書けないかな、家族や仲間の事だったり、自分の経験や感じたことだったり。昔は物語を創作したりした時もあるけど、今は綺麗な言葉を並べて綺麗にまとめたりとか、そーゆうのはできないかなぁ。」
あかるいみらいを夢みて
ライター柿沼
「最後に、今後の小久保さんの「あかるいみらい」を教えてください!」
小久保淳平さん
「まずは、この今のスタイルが定着してきてるから、このスタイルを極めたいかな。これまでも音楽の表現方法は変化していて、これからも変わっていくだろうけど、音楽をやり続けて伝えていきたいですね。」
ライター柿沼
「次の作品などは決まっているのですか?」
小久保淳平さん
「曲は沢山あるけど、ゆったりと自分のペースですすめていきたいですね。自分のスタイルを曲げてまで何かしたくないし、1年に1回とかは考えてはないですね。」
ライター柿沼
「自分のペースって、今の社会だと、なかなか難しいですが、すごく大切なことですよね。十人十色とはいいますが、金太郎飴みたいに同じペースな人なんていないですもんね。」
小久保淳平さん
「今、「本当に必要なもの」はなんだろうって、生き方・スタイルを見直す時期なのかなと、意識すれば生活の仕方を自分らしく変化できると思います。」
ライター柿沼
「僕も、自分のスタイルを確立して、楽しく生きれるようになりたいです!本日は貴重なお時間ありがとうございました!」
小久保淳平さん
「こちらこそ、ありがとうございました。」
小久保淳平さんとご家族でキャンピングカー前にて
撮影/柿沼博基
Chus
- 営業時間
- 10:00~23:00
- 定休日:第2木曜日
- 住所
- 〒325-0045 栃木県那須塩原市高砂町6-3
- お問い合わせ
- 0287-74-5156
- ホームページ
- http://chus-nasu.com/