イエロー310「くー、あの黄色いクマまだあるか!?」
ブルー310「だから言ったじゃないか、あんな奴に任せるのは不安だからやめなよって!」
レッド310「まぁまぁ、きっと大丈夫だよ♪」
グリーン310「わははぁ、わしらが先にあのスネーク博士を倒してしまうかもしれんなぁ。」
ピンク310「なかなか強いわね、戦闘アリも次から次へ一体何匹いるの!?」
スネーク博士は、機械仕掛けの杖の先端から、黒い光線をクマレンジャー310めがけて放射する。
怪人「スッスッスッスー!何をゴチャゴチャ言ってるスネ!これでもくらうスネ!」
クマレンジャー310「うわーーーーーー!」
その頃、クマイエローは薄暗い空調ダクトの中を、ほふく前進で進んでいた。
イエロー「とっても暗くてせまいちん……。」
少しすすみ、空気口から室内をみると、そこには見たこともないような機械が沢山動いでおり、その中央にある沢山のパイプが接続された円柱状のアクリル水槽の中に、丸い小さな球体が浮遊しながら激しく発光している。
イエロー「みっけ!きっとあれちん!間違いないちん!」
空気口をワイルドに蹴破り、クマイエローは部屋の中へ侵入し、光る球体の元へ。
イエロー「くるくる回転アタック~!」
クマイエローは必殺技をくりだすと、アクリル水槽に大きな亀裂が入り、大量の水が流れ出す、小さな球体は床に転げおち、排水ダクトの中へと消えていく。するとスネーク博士の背後で動いていた『異次元転移装置ブラックゲート』の挙動が不安定になる。
怪人「これはどうゆうことスネ!?」
イエロー310「やっとあるか…。」
グリーン310「わははぁ、どうやら成功したらしいなぁ。」
ピンク310「さ、あとは最後の仕上げね♪」
レッド310「よし、皆いくよ、クマガヤ桜フラッシューーーー!!!」
レッド310を中心に、皆が呼吸を合わせて、光線銃の引き金を引くと、光線が一つに交わり、スネーク博士を直撃する。
怪人「こっ、これで終わったと思うなスネ~~~!」
怪人は、光の中に消え、消滅した。するとそこへ、クマイエローが現れる。
イエロー「どう完璧だったちん?」
レッド310「うん完璧だったよ♪お疲れ様♪」
イエロー310「まったくレッドは甘いあるね~。」
すると、そこへクマイエローの仲間、クマレンジャー1212のメンバー達が現れる。
グリーン「情報だとこの辺りのはずです・・・。」
レッド「あっ、あそこにいるのだ!」
ピンク「やっほー♪イエローちゃ~ん♪心配したわよ~♪」
クマイエローは、メンバーに気づくと足早にかけよる。
イエロー「みんなー!おしさしぶりちん!」
ブルー「やれやれなのさ・・・。」
ピンク「あら、こちらの方たちは?」
慣れた様子でレッド310はすっとボウ・アンド・スクレープをしてピンクに挨拶をする。
レッド310「はじめまして、僕たちはこの世界と並行する世界、クマァース310のクマレンジャーだよ、よろしくね♪」
ピンク「あらそうなの♪紳士ね♪イケメンじゃない素敵~♪」
レッド「よっよろしく!僕がキャプテンのレッドなのだ!(まずい、ピンクちゃんの目がハートなのだ…。)」
レッド(310)「よろしくね♪君がこの世界の僕かぁ、なんだが不思議だね♪」
機械「キューイーン!ヴゥン、ウォン、ウォン、ウォン、ウォン。」
『異次元転移装置ブラックゲート』の挙動がさらに不安定になり、リングの歪みがどんどんと小さくなっていく。
ピンク310「ゆっくりお話ししている時間はなさそうね♪」
ピンク「そうね♪早くしないと、あなたたちの世界に戻れなくなっちゃうわね♪」
イエロー310「それは困るある~。」
イエロー「なんだかさびしいちん…。」
ブルー310「短い間だったけど楽しかったよ、また会えるさ。」
ブルー「うちのイエローがとってもお世話になったのさ、サンキューベリーマッチ!」
グリーン310「わははぁ、泣けてくるなぁ。」
グリーン「さ、皆さんそろそろ急いだ方がよさそうです。」
リングの歪みが急激に小さくなっていく。
レッド310「じゃまたね♪お互い頑張ろう♪」
レッド「うん!会えてよかったのだ!またなのだ!」
それぞれのメンバー達は固い握手や抱擁を交わす。
そしてクマレンジャー310は、『異次元転移装置ブラックゲート』に一斉に飛び込む。
イエロー「いっちゃったちん…。」
ピンク「さ、帰りましょうか♪」
(ガタガタッ!)
なにやらゲート付近から物音が、一気に緊張が高まり、クマレンジャーは戦闘態勢に。
グリーン「何かいます!皆さんフォーメーションBでお願いします。」
ブルー「やれやれなのさ…。」
レッド「がんばるのだ!(いいとこ見せるぞー!)」
すると、ゲート下部の支柱あたりから、イエロー310がひょっこりと現れる。
イエロー「なっ何してるちん?!」
イエロー310「いててて…、すべったある~。」
グリーン「すべった・・・。」
to be continued・・・
薄暗い地下を流れる下水の中に、ぼんやり光る丸い球体がゴミに紛れて浮いている、そこへとても小さい蛇が一匹そっと近づく。球体に触れると、光りに照らされて壁面にうつる小さな蛇の影が、どんどんと大きくなっていく。
怪人「ふぅ、エネルギー補給・完・了・ス・ネ♪わたしの大事な大事な宝物♪さて次はどんな楽しいことしようスネ、スッスッスッ~♪」
蛇の影は、薄暗い地下の奥深くへと姿を消した。
to be continued・・・
各エピソード紹介
熊谷戦隊クマレンジャーFiVE/クマァース310
【メンバー紹介】
役割:キャプテン
性格:ただただ素直
趣味:散歩
必殺技:クマガヤ桜フラッシュ、ファイナル花火ドーン。
性格:冷静沈着、ツンデレ。
趣味:古カフェで読書
必殺技:戦略、交渉、ほめ殺し。
性格:秘密主義。
趣味:食レポ
必殺技:鉄拳、ハイキック。
性格:恋愛体質、泣き虫、虫も殺せない。
趣味:美味しい店の予約
必殺技:ポエム
性格:癒しそのもの、怒ると怖い。
趣味:日向ぼっこ
必殺技:おしくらまんじゅう、尻相撲。
熊谷戦隊クマレンジャーFiVE/クマァース1212
【メンバー紹介】
役割:キャプテン
性格:とっても前向き、曲がった事が大嫌い。
趣味:スポーツ観戦
必殺技:熊キック
性格:ちょっとワガママ。
趣味:古カフェめぐり
必殺技:ラブリートルネード
性格:おっちょこちょい。
趣味:ごはん
必殺技:くるくる回転アタック
性格:とってもレディファースト。
趣味:アート鑑賞
必殺技:コールドレイン
性格:Love&peace。
趣味:散歩とインスタ
必殺技:グリーンデイ