埼玉県熊谷市の多様性のある暮らしをめざして

レッド「カマキリ侍！はやくそのクリスマスプレゼントを返すのだ！」
怪人「ぜーーーったいに返さないキリ！このサンタの靴に入ったお菓子が、とっても気に入ったキリ！」

レッドは、怪人カマキリ侍がこどもから奪ったプレゼントを奪い取ろうとするも、カマキリ侍の紙一重で攻撃をかわせる間合いをとる【見切り】によって、なかなか取り返せないでいる。

イエロー「それは、あの子がおばあちゃんから貰って大事にしてたお菓子ちん！はやく返すちん！」
怪人「やーだねー！ぜーーーったいに返さないキリ！！」
ブルー「ふん、ちっとも品がないのさ。」

そう言うと、ブルーはすかさず、クマブラスターを発射する。しかし、怪人カマキリ侍の【見切り】によって光線を避けられてしまう。

グリーン「ブルー！はやまらないでください、もしプレゼントに当たったらどうするんですか、ここは慎重にいきましょう。」
ブルー「oh!ソーリー、ついつい･･･。」

すると、怪人の背後からピンクちゃんがすっと顔をだす。

ピンク「ふふふ♪これでもう動けないわね♪」
怪人「なにっ！いつのまに後ろにいたキリ！全然気づかなかったキリ！」

ピンクは、ブルーがクマブラスターを発射するタイミングで気配を消し、怪人カマキリ侍の背後に回りこみ、一瞬にして、特製モチモチクマキャッチーを仕掛ける。

ピンク「クマでも身動きが取れない、モチモチクマキャッチーよ♪」
怪人「全然動けないキリ！」
レッド「ピンクちゃん最高なのだ！」
イエロー「さ、プレゼント返すちん！」
怪人「くそー、もうこうなったら、みんな道連れキリ！必殺カマカマキリー！」

身動きが取れなくなった怪人カマキリ侍は、鋭い手で足元の電車上部を切りつける、そうすると電車上部が切断され、大量の空気が車内に。

乗客「キャー！助けてー！」
イエロー「なんてことをするちん！」
レッド「もうこれは、カマキリ侍を気絶させるしかないのだ！よしみんなクマバスター発動なのだ！」
皆「了解！発射！」

クマレンジャー全員が、クマブラスターを重ねてカマキリ侍めがけて発射すると、驚くほど太い光線になり直撃する。

怪人「もうキリキリ舞キリーーーーーー！」

カマキリ侍は倒れる。すかさず、ピンクちゃんはモチモチクマキャッチーを応用して、電車上部の穴を埋める。

ピンク「よし♪これでオッケーね♪」
レッド「さすがピンクちゃんなのだ！」

熊谷駅に電車が到着すると、取り返したプレゼントをこどもに届ける。

イエロー「これ、取り返したちん！」
こども「ありがとう、クマイエロー！」
おばあちゃん「ありがとうね、皆さん。」
レッド「ぜんぜん楽勝だったのだ！」

すると、戦いで体力を消耗したイエローのお腹がグーっと鳴る。

グリーン「まったくもぉ･･･。」
ブルー「やれやれ、かっこつかないのさ･･･。」
こども「これあげる！」

こどもは、イエローにまるごとお菓子をさしだす。

イエロー「えー！いいちん！いいちん！いらないちん！せっかく取り返した大事なものちん。」
こども「取られる前は、おばあちゃんから貰った大切なものだから、絶対に無くしたくないって気持ちだったけど･･･。今は、イエロー君にあげたい気持ちが大きいんだ！はい、あげる！」

こどもは、なかば強引にイエローにお菓子を渡し、勢いよくおばあちゃんの所にむかい手をつなぐ。

イエロー「えー！全部！？くれるの？一個でいいちん！」
おばあちゃん「この子もそう言ってますので、どうぞ皆さんで食べてください。」
レッド「わかったのだ！ありがとうなのだ！皆でおいしくたべるのだ！」

おばあちゃんは、軽く会釈をすると、こどもと一緒に改札に向かう。子供は一瞬ふり向きクマレンジャーに手を振る。

こども「またねー！」
イエロー「ありがとちーーーん････。なんか悪かったちん･･･。」
ピンク「まぁいいんじゃない♪せっかくくれたんだから、基地に戻っておいしいティーをいれて食べましょ♪」
レッド「おいしいティー楽しみなのだ♪」
グリーン「レッド隊長！クリスマスツリーの準備忘れないでくださいね！」
レッド「当たり前なのだ、わかってるのだ･･･。」

こうして、クリスマスイブに起きたカマキリ侍の事件は無事に終わりました。
その後、カマキリ侍は、クマレンジャーの特別収容施設に収容され、更生を目指します。

年末年始も頑張れクマレンジャー！負けるなクマレンジャー！
よいクリスマスを、ハッピーホリデー！

to be continued･･･