我が家が秋キャンプに予定していた日は台風19号が直撃してしまい、
家の中で雨風に怯えながら荒川が氾濫しませんように!と祈ることとなりました。
それから1ヶ月程して荒川の茶色い濁流が消え、青味がかった川に戻ってきた頃、デイキャンプを決行!!!
秋晴れで太陽さんさん♪心地良く風が吹き抜ける河原で1日を過ごしました。
まずはタープを立て、火を起こし、ハンモックで日光浴をしながら土鍋で栗ご飯が炊けるのを待つ。(すぐ炊けた!)
ほっけや焼き鳥を焼いてお腹がいっぱいになったらハンモックでうたた寝。
肌寒さを感じてよっこらしょ!と起き、焚き火の前でコーヒーブレイク。そろそろ日が暮れる…
あんなに恐ろしかった自然が今はこんなにも穏やかで、自然ってなんなんだろう…と考えてしまいます。
そして我が家の息子、オレは顔に当たる河原の風に大喜び!
いつもより酸素を深く吸い込んでいる様子。
ご飯も上手に飲み込み、口もパクパクよく動きます。
(調子の悪い時は鼻から栄養剤を入れますが、身体を動かせばペースト状のご飯が食べられます。)
息子は病気ではありますが、動けていた頃はほぼ毎日公園で遊んでいたので野外が好きです。
そして何より『風』が大好き。(宮沢賢治かボブ・ディランかのように)
風に吹かれていればご機嫌でとびきりの笑顔があらわれ、お腹から大きな声も出る。
手足を動かすことはほぼできませんが、風の力で力強く手足がビョン!!と伸びることもあります。
そんな息子の喜ぶ様子が見れるのは家族の喜びです。
欲張りな母は、山、海、北国、南国、都会のビル風に、できれば外国の…とにかく色々な風を感じさせてあげたいと考えています。
そして手っ取り早いのがキャンプです。春夏秋冬、朝昼晩、天気によって堪えず変化する風を感じることができます。
時には雨粒も混ざってテントに打ちつける雨音を不思議な顔をして聞いていることもあります。
野外で過ごすことはいろんな機能が失われていく息子にとっても、ストレスの塊で出来ている私や仕事で忙しいパパにとってもメリットがたくさんあります。
日光浴でビタミンDを吸収して免疫力アップ!月光浴で心の安らぎを。
自然の音や匂いで感覚を取り戻し、美味しい空気で息がしやすい!ご飯はうまい!
息子は1歳になった頃から現在の病気がわかるまでずっとキャンプを続けていますが、連れて行く大変さは確実に増しています。
準備は入念になり、主治医に確認したり、万が一に備えて救急病院を調べたり。
いつまでキャンプができるかわかりませんが、家族で力を合わせて『野外活動を楽しむぞー!!』(決して無茶はせずに!)と日々次なるキャンプ地を探しています。
我が家にオススメのキャンプ地(車で入れてなるべく平地)があれば是非教えてください♪
著者紹介
- 名前
- inoinoart
- 性別
- 女
- 年齢
- ホームアローンのケビンと一緒
- 出身
- 江戸っ子
- コメント
- 熊谷と深谷を行ったり来たり。難病っ子の息子を育てながらアート活動とアウトドアに勤しむ。エッセイも楽しみたいと思います!
- https://www.instagram.com/inoinoart/