-西暦20XX年12月31日-
レッド310「クマガヤ桜フラッーーーシュ!」
クイーン「ベリーベリーポイズン!」
イエロー「くるくる回転アタック~!」
並行世界のクマレッド310と、悪の軍団ブラックホーネットの首領キラークィーン、クマイエローが、宙に浮いたウオッチャーめがけて決死の覚悟で必殺技を同時に放ち、閃光があたりをつつむ。
ウオッチャー「無駄なことを…。」
閃光のなかからウオッチャーがあらわれ、フードのついた漆黒のベルベットマントや、白くて奇妙な形の仮面には傷一つついていない。背後では、石化から復活したスネーク博士が開発したXENO2がクマガタドーム横の陸上競技場に墜落してバラバラになり炎上している。周囲には、クマレンジャーや熱男たち、並行世界のクマレンジャー310、悪の軍団ブラックホーネットの怪人など特設連合軍のメンバーが降り積もった雪の上に傷つき倒れている。
イエロー「ぜっ全然きいてないちん!!!」
クイーン「なんてこしゃくブゥン…。」
レッド310「最後まであきらめないで戦おう。」
すると、すごいスピードで飛行物体が接近してくる。
イエロー「あっ、あれは・・・、クマレンアルファーちん!!!」
超低空で飛行するクマレンアルファーから一つの影が飛び降りる、クマレンアルファ―はそのまま超スピードでウオッチャーに体当たりし大爆発する。
レッド「おまたせなのだ!」
レッド310「おっ、元気になったんだね、来てくれるって信じてたよ。」
イエロー「ウェーン!!よっ、よかったちん(泣)」
クイーン「…。」
炎上しているクマレンアルファ―の残がいから、一つの影がふらふらとこちらに近づいてくる。
レッド「ぼくは君を倒して、絶対にみんなを守るのだ!手加減なしなのだ!ほっしー!」
イエロー「ボクちんもやってやるちん!・・・え!?ほっしー!?」
ふわふわと近づいてきたウオッチャーのマントは所々焼けおちており、仮面にはヒビがはいっている。間髪入れず猛スピードでウオッチャーめがけて熊キックを放つ。するとヒビの入った仮面が割れ、なかから禍々しい赤と黒に染まった異形の姿のほっしーが。
イエロー「えー!?ほっしー!?全然ちがうちん!鬼みたいちん!」
レッド「姿かたちは変わっても、あれは、ほっしーなのだ!」
イエロー「えええええええー!?!?」
レッド「くわしい話はあとでなのだ!みんな立ち上がってなのだ!力を貸してほしいのだ!」
大声でレッドは、倒れている仲間たちに声をかける。
ピンク「こ、この声は…レッ…ドちゃん!?」
そばに落ちたボロボロのヘルメットを拾い上げ、ゆっくりとピンクが立ち上がる。
熱男「おせーぜ、大事なスーツがこんなにボロボロになっちまったぜ…。」
フラフラしながらも、熱男はベビーイーグルの新しいマガジンをジャケットから取り出し装填する。
その他の数多くの特設連合軍のメンバーも、ゆっくりと、命の炎を燃やして、傷ついた体にムチうって、立ち上がっていく。
レッド「みんな…ゴメンなのだ!みんなの命を僕に貸してなのだ!もしかしたら…勝てないかもしれないけど、精一杯立ち向かうのだ!」
クイーン「ふん、幼きころに貴様につくった借り、ここでかえすブゥン。」
イエロー310「はやくあいつ倒して、みんなで自分の世界に戻るある~。」
ブルー「ほっしーのあんな表情は美しくないのさ。」
熱子「もーお肌ボロボロよー、あついお風呂にはいりたいわ♪」
レッド「みんないくのだ!!!!!」
ダークほっしー「…。」
特設連合軍のメンバーは、気力を振り絞って、レッドの合図に合わせて最後の総攻撃を開始する。
to be continued・・・
-西暦20QQ年7月7日-
ともだちと遊びおえて、夜の星川通りを幼いクマレッドがトボトボと一人で歩いている。
ほっしー「こんな所でなにしてるキラ?」
レッド「うわっ!びっくりするのだ!」
川の上をふわふわ宙にういたほっしーが、驚くレッドをみてクスクス笑っている。
レッド「あれ、さっき、お別れしたばっかりなのにどうしたのだ?」
ほっしー「ちょっと遅くなったけど、ここで落としものをしたことに気付いたキラ。」
レッド「落としもの?じゃ一緒に探してあげるのだ!」
ほっしー「大丈夫、もうみつかったキラ。」
レッド「それはよかったのだ!」
ほっしー「ごめんね、心配かけたキラ。」
レッド「全然OKなのだ!ほっしーはこれからどこにいくのだ?」
ほっしーはしばらく沈黙したあと、こういった。
ほっしー「君たちとこの星でこのまま一緒に遊んでいたいという気持ちはあるけど、もう一度、色々な世界や時代を旅してみようかと思ってるキラ。」
レッド「楽しそうなのだ!また今度、いつでも遊びにきてなのだ!」
ほっしー「あっそうだ、聞いてみたいことがあるキラ、君はオトナになったらどうゆうふうになりたいキラ?」
レッド「えー!?うーん!?えー!?」
レッドはしばらく考えたあと、とりとめなくこういった。
レッド「うーん…、わからないのだ!うーん、でも、そういえば、アメリカの方で下水に住んでいるカメとネズミが悪い人と戦ってるっていうニュースをテレビでみてカッコいいなと思ったのだ!あと、この前、同じ小学校に通ってるハチのインセクトタイプの子が、またヒューマンタイプの子にいじめられてたのを見かけて助けてあげたら、とっても喜んでくれておいしいハチミツくれたのだ。あれ?なんの話だったっけ、そうそうオトナになったら…、なんだろう…、ぼくたちアニマルタイプも、インセクトタイプも、ヒューマンタイプも、その他の色々なタイプとも、みんなと仲良くなれるようなオトナになりたいかもしれないのだ!」
ほっしー「うん、レッドらしいキラ!だから、そんな君だから信じることにしたのキラ!」
そういうと、ほっしーはスーッと上昇しはじめた。
レッド「信じる?」
ほっしー「君のおかげで、まちがった選択をせずにすんだキラ、また、オトナになった君に会いにくるキラ!」
レッド「うん、楽しみに待ってるのだ!」
ほっしー「とっても楽しみキラ♪」
ほっしーは星の彼方へと飛んで行き、レッドはトコトコ家にむかって歩きはじめた。
to be continued・・・
-西暦20XX年-
レッド「はぁ、最近なにも事件がおきなくて暇なのだ~。」
グリーン「縁起でもない、事件がおきたらどうするんですか。」
ピンク「何もないほうがいいじゃない♪」
突然、緊急アラートがけたたましく鳴る。
アラート「ヴゥー!ヴゥー!ヴゥー!緊急事態発生!緊急事態発生!」
イエロー「きっとレッドのせいちん…。」
ブルー「やれやれなのさ…。」
グリーン「衛星軌道上に配備されている人工衛星のセンサーが異常を感知したようです、すぐモニターを切り替えます。」
大きなモニターのスイッチを人工衛星の光学望遠カメラに切り替えると、丸い地球全体がモニターにうつしだされる。
イエロー「わ、すごい地球がみえるちん!大きくてキレイちん!」
グリーン「カメラの向きを動かします。」
光学望遠カメラの向きを、月の方向に切り替えズームすると、月の中央部分に影が。
グリーン「拡大します。」
さらに光学望遠カメラのズーム倍率を上げていくが、早すぎてロストしてしまう。
グリーン「すごいスピードで、カメラで追いきれません!」
レッド「急いで出動なのだ!」
赤いボタンを押すと、基地の格納庫が慌ただしく稼働しはじめる。NO.12と書かれた鉄のゲートがゆっくりと開き、中から真っ赤なロケットが姿を現す。
イエロー「わ、すごいカッコいいちん!宇宙へ行くのはじめてちん!」
ピンク「一度でいいから宇宙に行ってみたかったのよね~♪」
ブルー「何事もなく平和に終わればいいのさ…。」
レッド「きっと、大丈夫なのだ、なんだか分からないけど、そんな気がするのだ!」
to be continued・・・
各エピソード紹介
熊谷戦隊クマレンジャーFiVE/クマァース1212
【メンバー紹介】
役割:キャプテン
性格:とっても前向き、曲がった事が大嫌い。
趣味:スポーツ観戦
必殺技:熊キック
性格:ちょっとワガママ。
趣味:古カフェめぐり
必殺技:ラブリートルネード
性格:おっちょこちょい。
趣味:ごはん
必殺技:くるくる回転アタック
性格:秘密主義。
趣味:食レポ
必殺技:鉄拳、ハイキック。
性格:とってもレディファースト。
趣味:アート鑑賞
必殺技:コールドレイン
性格:Love&peace。
趣味:散歩とインスタ
必殺技:グリーンデイ
熊谷戦隊クマレンジャーFiVE/クマァース310
【メンバー紹介】
役割:キャプテン
性格:ただただ素直
趣味:散歩
必殺技:クマガヤ桜フラッシュ、ファイナル花火ドーン。
性格:冷静沈着、ツンデレ。
趣味:古カフェで読書
必殺技:戦略、交渉、ほめ殺し。
性格:恋愛体質、泣き虫、虫も殺せない。
趣味:美味しい店の予約
必殺技:ポエム
性格:癒しそのもの、怒ると怖い。
趣味:日向ぼっこ
必殺技:おしくらまんじゅう、尻相撲。