終わる事のない熱帯夜、そんな寝苦しい夜に星川通りを駆け抜ける、5つの閃光。
そう、彼らこそ熊谷を影で守るヒーロー、熊谷戦隊クマレンジャーFiVE!
イエロー「あちっっ!あちちちち・・・。」
レッド「どうしたイエロー!静かにするのだ!」
怪人「ん!?誰だそこにいるのは!であえであえ!」
戦闘員「ムシムー!」
平和を脅かす「悪の軍団ブラックホーネット」のアジトに潜入する為、怪人ダンゴムシ男爵を追っていたクマレンジャー、あと一歩の所でイエローにハプニングが・・・。道路に落ちていた、まだ火のついたタバコの吸殻を踏み、すんでの所でダンゴムシ男爵に気づかれてしまう。
グリーン「どうやら、気づかれてしまいましたね。」
ブルー「やれやれ、まいったのさ。」
イエロー「だってこんな所に・・・。」
ピンク「まったく誰かがポイ捨てしたのね。しょうがないわね♪さ、いつも通りやっつけちゃいましょ♪」
30人以上いるだろう戦闘員達は、一気に5人に襲いかかる。しかし、5人は手慣れた様子で戦闘員達を次々と倒していく。
イエロー「くるくる回転アタッーク!」
ピンク「あらいい調子ね♪」
あっという間に、戦闘員達は1人も残らず地面に倒れている。日頃厳しい訓練をしているクマレンジャー達の戦闘能力は野生の熊の1,5倍にもなり、走るスピードは時速60km以上で自動車と同じ位の速さで走り、100m走を6秒台で走るほど。力も石油缶に穴を開けてしまうほどの力を持っているので、そんじょそこらの戦闘力では太刀打ちできません。
レッド「もうお前だけなのだ!観念するのだ!」
怪人「ふふふふ・・・、甘く見るんじゃない!」
怪人ダンゴムシ男爵は、手と脚を体の中にうまく収納してクルッとまるまると形は見事な球体に。まったくすきまのないきれいな丸になった男爵は、回転しながらクマレンジャー達に襲い掛かる。
怪人「くらえ!DMS!(ダンゴムシスペシャル)」
5人「うわー!」
高速回転する怪人ダンゴムシ男爵に、弾き飛ばされる5人。そして、止まることなく猛スピードで星川通りを転がり続けて、あっという間に見えなくなってしまう。
ブルー「なんてスピード、なんて威力なのさ・・・。」
レッド「やられたのだ!くやしいのだ!」
グリーン「もう一歩の所でしたね・・・。」
イエロー「ごめんちん・・・。」
ピンク「気にしない♪また明日頑張りましょ♪」
落ち込むイエローの頭を、そっとピンクがなでる。それをみて、いつのまにかメンバーも微笑み、すっかりイエローを許しているいつもの光景。ちょっと頼りないデコボコな5人組は、それぞれの過去・思いを抱えながら、チームとして力を合わせて「悪の軍団ブラックホーネット」と戦っている。
レッド「よし、今日はもう帰って寝るのだ!」
ピンク「そうね♪夜更かしはお肌の敵だわ♪」
レッドは、イエローの足元に落ちていた、タバコの吸殻を拾うと、足の裏を火傷したイエローに肩を貸し一緒に歩きはじめる。
そう、彼らこそ熊谷を影で守るヒーロー、熊谷戦隊クマレンジャーFiVE!
to be continued・・・
各エピソード紹介
熊谷戦隊クマレンジャーFiVE
【メンバー紹介】
役割:キャプテン
性格:とっても前向き、曲がった事が大嫌い。
趣味:スポーツ観戦
必殺技:熊キック
性格:ちょっとワガママ。
趣味:古カフェめぐり
必殺技:ラブリートルネード
性格:おっちょこちょい。
趣味:ごはん
必殺技:くるくる回転アタック
性格:とってもレディファースト。
趣味:アート鑑賞
必殺技:コールドレイン
性格:Love&peace。
趣味:散歩とインスタ
必殺技:グリーンデイ