これから埼北の多様性が広がっていくような、とっても素敵なお話を聞けたぞ!
(レポート:熱男)
パートナーシップ宣誓制度ってなに?
熱子
「本日は宜しくお願いいたします♪」
熱男
「はじめまして、宜しくお願いします!」
熱男
「さっそくですが、行田市のパートナーシップ宣誓制度ってどういったものなんですか?」
熱男
「他の市町村と内容はほぼ同じなのですが、法律上、婚姻関係になることができない方に対して、パートナーシップ宣誓をしていただき、その宣誓を行田市として認めることで、『病院で入院した際に付き添えない』『公営の住宅に申請する際に契約がむすべない』『生命保険を受け取れない』などの部分が解消されます。」
行田市役所HP
パートナーシップ宣誓制度が始まります
https://www.city.gyoda.lg.jp/12/04/10/20210309sensei.html
熱子
「今まで行田市になかったものが生まれるって素敵ね♪0から1にするってとっても大切よね♪」
熱男
「正直、こんなに早く実現するとは思っていなかったです。私が市議会議員になったのが2015年なのですが、ちょうどその年に渋谷区と世田谷区でパートナーシップ条例が施行され、元々そういった性的少数の問題に関心があり、TVなどでニュースをみて『やっと日本もそうなってきたか、すごくいいな。』と思っていました。とはいえ、渋谷と世田谷か…と。」
熱男
「日本の最先端ですね!」
熱男
「行田市、うーん難しいかもしれないという感じを持ちました…、しかし昨今の情勢なども考慮し、そろそろいいタイミングかと、2020年の9月の議会で、私が一般質問で『行田市のパートナーシップを創設しませんか』という主旨の質問をしました。その時点では、行田市としては今後検討しますというもので、あまり前向きなニュアンスではありませんでした。」
熱子
「やはり地方は難しいのかしら…。」
熱男
「ただ、その年の12月から鴻巣市で制度がスタートするというのが分かり、お隣の羽生市でもそういった制度を作ろうと請願がだされ全会一致で議会で採択され、とても驚きでした。」
熱男
「埼北も熱っ熱じゃないですか!」
熱男
「その他にも、日高市など小さな市でもバタバタとそういった動きがありました。色々と話を伺ってみると、埼玉県の当事者団体レインボーさいたまの会の方が各市町村の議員の方に働きかけているというのが分かり、すぐ代表の加藤岳さんにコンタクトを取り、2021年3月に要望書をだす段取りをしていたのですが、緊急事態宣言がだされ動きがとりにくくなりってしまいまして…。」
熱子
「こんなところにもコロナが…。」
熱男
「再度、2021年6月の議会を視野にいれてに準備をする際に、私が事前に加藤岳さんや賛同している議員が動いて準備していることを、行田市の担当職員の方に伝えていたのですが、とても理解がある方々で、他の自治体の事例を調べるなど主体的に動いていただき、2021年4月1日からスタートすることとなりました。」
熱男
「自ら動く!すごくいい市役所の方々ですね!」
熱男
「そうですね!現状の制度には法的な力はなく、受けられるメリットもまだまだ少ない状況です。今、様々な自治体が当事者の方々の意見を基にして、より良い制度にしようと取り組んでいるので、行田市も引き続き、この制度をアップデートしていってほしいと思います。」
多様性について
熱男
「パートナーシップ宣誓制度もそうですが、SDGSなどTVなどのメディアでも多様性について情報を目にする機会が多くなっていますが、野本さんはNPO法人わわわ工房(https://wawawakobo.com)などでの『こども食堂』の活動や、埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±0(http://artcenter-syu.com/tamap/)での『障がいのある人たちの表現活動』など、さまざまな分野で活躍されていますが、いい流れだと感じますか?」
熱男
「マスメディアをはじめ、社会全体がそういった流れになっていることは、とってもいい事だと思います。多様性をいかに担保できるかというのが、これからの町づくりの、すごい大事な所だと思います。」
熱子
「とっても大事よね♪」
熱男
「多様性って今までは都市部が独占していたといいますか…。都市は地方から色々な背景を持った人達が集まり、地元では自分らしく生きるのが難しい人たちも受け入れ、自然と多様な層ができます。その中にはホームレスのように非常に生活が苦しい人たちもいますが、それも都市の多様性で、逆にこういった田舎ですとホームレスの居場所ってないんですよね。」
熱男
「なるほど…。」
熱男
「人口減少や、少子高齢化が地方ほどはげしい訳ですが、そういった地域が自分たちの豊かな暮らしを守っていけるかは、いかに人口が減っているなかで、多様性を担保できるか、つまり、みんながみんならしく生きられるかということに、すごく関わっていると思っています」
熱男
「確かに!これから地域の多様性が充実して、やさしい社会になるといいなぁ。」
熱子
「あら!なに!このとってもかわいいお子様は♪♪」
熱男
「あっ、ごめんなさい!うちの子です(笑)こんな小さな子も、あっという間に大きく成長してしまうと思うので、こども達が大きくなった時に、多様性のある豊かな町になるようにと思います。」
熱子
「熱々ないい未来にしたいわよね♪あら、もうこんな時間!ごめんなさい、とってもいいお話で長居してしまって♪」
熱男
「とってもいいお話がきけて、とっても心が熱々だぜ!」
熱男
「熱々になってくれてよかったよ、また遊びにきてね!」
関連情報
NPO法人わわわ工房
- 住所
- 〒361-0077 埼玉県行田市忍2−4−16
- ホームページ
- https://wawawakobo.com/